2011年10月18日火曜日

掌田津耶乃 『新人プログラマのためのGoogle App Engineクラウド・アプリケーション開発講座 JAVA PYTHON対応』

また少しまとまって勉強できそうな時間がとれたのでGAEを使ってアプリケーションを作ったりしていたのですが、手元にリファレンス本的なものが欲しいなあ~、と思って購入しました。しっかし、GAEの解説書ってホントJava向けのものばっかりで、Python向けのものって全然ないんですね。この本もJavaとPythonの両方を紹介していて、私はJavaについてはまったく勉強してないので、正直無駄。Pythonだけだとこういう場合、商売にしづらいのかなあ。買う決め手になったのは、GAEで標準サポートしているDjangoについての紹介がされていたことでした。これがWEBフレームワークというものに触れる初の機会になって「こんな便利なものがあるのか~」と思って、今はDjangoのチュートリアルを紐解いたりしてます。


こうした入り口を作る本としては良いのですが、なにしろ「新人プログラマのための」とあるぐらいですから内容は薄い。しかもJavaの部分は(私にとっては)無駄。そして2800円ぐらいする。この3点によりおすすめできる人が限られてくるところです。タイトルどおり、新人プログラマー、あるいはホスト・コンピューターでの開発を15年ぐらいやってきて「最新の技術動向でもちょっとかじってみようかなあ、クラウドって最近話題だしさあ」と思い立った中年など向けでしょうか。ぶっちゃけ、ホスト開発15年経験がまったくない単なる中年の人でもGAEによる開発については一通り学べる本ではあります。が、その程度。データストアのインデックスについてまったく触れられてなかったりと問題点は多すぎ、これを参考書に本格的な開発をやろうとしたら速攻でつまづきます。


でも、すごいですよねえ。これを片手に作業すれば、なにがしかのアプリケーションがWEBにアップできて公開できちゃう世の中。これを読みながらhtmlを手打ちしてて、中学生のときにFTP使ってビュッとサーバーにhtmlファイルを置いてホームページを更新してたことを思い出しました。当時手打ちでhtmlを書いてたわけじゃないですが、今になって当時わからなかったことがわかったりして、なるほど~、CSSってこういうモノだったんだな~、とか一回りして感じ入ったりしています。


で、作ったもの。


http://exchangenews2011.appspot.com/


成田空港にある両替所のレート情報を表示するアプリ。

2011年7月6日水曜日

Wheelock's Latin 第7版

Wheelock's Latin 7th Edition (The Wheelock's Latin Series)
Richard A. Lafleur
Collins Reference
売り上げランキング: 2400
ラテン語文法再入門、ということでアメリカの大学などで使用されているラテン語文法の教科書『Wheelock's Latin』を読み始めています。言語はもちろん英語ですが、平易な英語で書かれているため、読んでると自分がものすごく英語が得意になったのではないか!? という錯覚を抱いてしまいそうになるのですが、《定番》であるだけに説明はわかりやすく、自然と頭に入ってくるような気がします。そのあたりは日本語-ラテン語間の距離と、英語-ラテン語間の距離の違いに起因するものでしょう。講談社現代新書の『はじめてのラテン語』はこの教科書をかなり参考にしているのでは、とも思いました。最近、第7版が発売され、私が使っているのも最新版です。

テキストの読み方としては、文法用語などを日本語に訳してしまわずに、英語のままで理解しようとすること。すると日本語で思考するOS的な部分がだんだん英語仕様に洗い替えられるような感覚があります。英語のほうがラテン語関係の教材も豊富なわけですから(買っても安い!)、ラテン語は英語で勉強したほうが効率が良いことは明らかです。まあ、これはラテン語に限らず、ヨーロッパの諸言語は英語で勉強したほうが良いのでしょう。最近ちょっとポルトガル語とスペイン語とフランス語にも興味がでてきたのですが、次に何か別な言語をやるとしたら最初から英語で勉強を始めると思います。

英語 → ラテン語 → 別なラテン系言語……というフローはある意味、最強かも。ヨーロッパの言語の系譜図をひも解けば、英語はアングロサクソン語とラテン語とフランス語の影響を受けて、ちょっと変な進化の仕方をしているらしいのですが、そうしたガラパゴス言語から一旦、大きな源流であるラテン語へと回帰し、再度、ラテン語直系の言語へと進んだら……間違いなく学習スピードに違いがでてくるでしょう。

Pythonはじめました

Python ポケットリファレンス (Pocket Reference)
柏野 雄太
技術評論社
売り上げランキング: 209035
技術的なことをまとまって勉強する時間が確保できるようになったので、Pythonをはじめてみました。これまで既にHello Worldぐらいは触っていましたが、本格的に。とりあえず買ってみたのは、この『ポケットリファレンス』。想定読者はすでにプログラミング経験があって、アルゴリズムや開発についてはそこそこ知っている人、ということなので説明は簡潔。チンタラした導入部がなくかなり読みやすいです。半日ぐらいでだいたい1/3ぐらいは読み進められます。ただ、Python3.Xにも対応といいつつも、本の後半に3.Xの変更点が申し分程度に追加してあるだけなので、そこは本文内に織り込んで欲しかったところ。Pythonの導入方法について説明されている部分を鵜呑みにしてデフォルトエンコーディングの設定をすると、Python3.XではIDLEが起動しなくなります。

それにしてもPythonの記述量の少なさといったら、COBOLなんかやらされていた身からすれば驚異的に感じられます。アイデアをすぐ実現できるような身軽さが素敵です。

2011年3月30日水曜日

英語について 6

こちらからの転載記事)

英語耳[改訂・新CD版] 発音ができるとリスニングができる
松澤喜好
アスキー・メディアワークス
売り上げランキング: 4320
 昨年の11月ごろから『英語耳』という英語教材を使って発音とリスニングの訓練をしています。本日はその勉強の経過についてご報告。この本では「子音・母音に分解した発音練習」、「英語の歌を用いた発音とリスニングの練習」、「ゆっくりとしたスピードの短い英語音声を用いた発音とリスニングの練習」、「ノーマルなスピードの長い英語音声を用いた発音とリスニングの練習」……と、いくつかフェーズわけがされているのですが、最近になって「ノーマルなスピードの英語音声を用いた練習」に入りました。その前に聞いていたゆっくりとしたスピードの英語音声は、VOAというアメリカ英語の学習サイトからダウンロード。
 この音源です。アメリカにおける1920年代の黒人人権問題の歴史についての講義みたいな内容。1つのMP3ファイルはおよそ15分なんですが、上手い具合に1つの段落が1~2分ぐらいなので『英語耳』で推奨されている練習のし方に適しています。これをiPhoneの「英語聴き取りプレーヤー」というアプリで段落ごとに区切って、1段落を毎日10回ずつ聞きました。聴き取れない音がなくなり、意味が入ってくるまで同じ段落を続けます。1段落大体50~60回ぐらい繰り返したでしょうか? つまり、およそ一週間で1段落消化していく感じです。私が選択した音源は、基本の英単語だけで構成された易しい文章のものだったのと、内容自体も面白かったので続けられました。『英語耳』のなかにもあるように興味があるものを選択するのが大事なんですね。音声にならって自分で発音することも練習のうちになのですが、これは毎日はできず、休みの日にたま~にやるぐらい。
 この練習を続けていると、耳に入ってきた言葉が意味に変換されるスピードがあがっていくのが実感できます。で、今はさきほどもお伝えしたとおり「ノーマルなスピードの長い英語音声を用いた発音とリスニングの練習」をやっているわけです。本当は会話などが良いようですが、いまいち良い教材を見つけられなかったのでマーク・トウェインの『トム・ソーヤーの冒険』の朗読を教材に選択してみました。この音源もタダで手に入ります
 音声ファイルはひとつのファイルに複数の章が入ったものとなっています。kれも「英語聴き取りプレーヤー」で1章ごとに区切って、章ごとに繰り返して聞いていっています。さすがに長いので1日に10回も聞けません。全35章をいつまでにすべて聴き取りきることができるかわかりませんが、気長に続けたいと思いました。
The Adventures of Tom Sawyer (Penguin Popular Classics)
Mark Twain
Penguin Classics
売り上げランキング: 25445

2011年3月16日水曜日

英語について 5

 ブックオフで投げ売られてた英語教材を適当に読むシリーズ第一弾。昨年海外旅行に初めて行ってみたら「なにこれ! 楽しい!」と思って「またどっかのタイミングでいきたいなあ」と考えているのだが海外旅行に使える英語なんか全然しらない私にぴったりそうな一冊だったため読む。昨年から私がしてきた英語の訓練は、単語の暗記と発音とリスニングの三本柱に、英文を読むのを加えた感じなのだけれど、そこには「英会話」が入っていない。これはまず英語で会話するチャンスがないからだ。本書のコンセプトはそうした英語を勉強してるけど、英語で会話をするチャンスがない人間は、つぶやき(ひとり言)で会話する能力を身に付けよ! というものとなっていて、これもちょうど良かった。初版は1990年。Twitterに始まったつぶやき時代を先駆ける教材だ。

 そもそも英会話系の教材に手を出すのが初めてだったのだが、単語の暗記や辞書で調べただけではよくわからない言葉のニュアンスや、言葉の使い方が分かって読んでみたら面白かった。海外のクラブでの振舞いや、税関でいかがわしい本を見つけられたときのひとり言まで収録。これは果たして役に立つかどうかわからないが好きなポイントだ。例文が載っている部分の構成は「つぶやき」+「解説」となっている。解説で言葉のニュアンスなどが説明されるのだけれども、それと同時に「別な言い方をするなら……」とか「会話で使うなら……」とかバリエーションも紹介されているのも良いと思った。

2011年2月18日金曜日

簿記2級について 4

 試験直前! という感じですが、今週の頭からこの問題集を解いています。前の商業簿記・工業簿記のテキストは軽く流して、こっちにはやく移っていたほうが良かったかも。相変わらずところどころに誤字があるのですが、版元ははやく直すべきでしょう。誤字なのか自分が間違っているのか不安になる瞬間があるので。追記。ちょっと誤字・脱字や問題文に問題がある気がしてきました。問題をとくのに必要な情報が落ちてる問題がなかったりするのが見つけられたり、とちょっとマズい。オススメできません。解説は丁寧なんだけれど残念です。

【2011/03/30追記】
落ちた!!

2011年2月3日木曜日

英語について 4

DUO 3.0
DUO 3.0
posted with amazlet at 11.02.03
鈴木 陽一
アイシーピー
売り上げランキング: 35
三週目終了! ってことで、もっと別な慣用句表現とかが載ってる教材を読んでみることにする。


ブックオフで安かったのだ。DUOも同時並行でやる。