2011年3月30日水曜日

英語について 6

こちらからの転載記事)

英語耳[改訂・新CD版] 発音ができるとリスニングができる
松澤喜好
アスキー・メディアワークス
売り上げランキング: 4320
 昨年の11月ごろから『英語耳』という英語教材を使って発音とリスニングの訓練をしています。本日はその勉強の経過についてご報告。この本では「子音・母音に分解した発音練習」、「英語の歌を用いた発音とリスニングの練習」、「ゆっくりとしたスピードの短い英語音声を用いた発音とリスニングの練習」、「ノーマルなスピードの長い英語音声を用いた発音とリスニングの練習」……と、いくつかフェーズわけがされているのですが、最近になって「ノーマルなスピードの英語音声を用いた練習」に入りました。その前に聞いていたゆっくりとしたスピードの英語音声は、VOAというアメリカ英語の学習サイトからダウンロード。
 この音源です。アメリカにおける1920年代の黒人人権問題の歴史についての講義みたいな内容。1つのMP3ファイルはおよそ15分なんですが、上手い具合に1つの段落が1~2分ぐらいなので『英語耳』で推奨されている練習のし方に適しています。これをiPhoneの「英語聴き取りプレーヤー」というアプリで段落ごとに区切って、1段落を毎日10回ずつ聞きました。聴き取れない音がなくなり、意味が入ってくるまで同じ段落を続けます。1段落大体50~60回ぐらい繰り返したでしょうか? つまり、およそ一週間で1段落消化していく感じです。私が選択した音源は、基本の英単語だけで構成された易しい文章のものだったのと、内容自体も面白かったので続けられました。『英語耳』のなかにもあるように興味があるものを選択するのが大事なんですね。音声にならって自分で発音することも練習のうちになのですが、これは毎日はできず、休みの日にたま~にやるぐらい。
 この練習を続けていると、耳に入ってきた言葉が意味に変換されるスピードがあがっていくのが実感できます。で、今はさきほどもお伝えしたとおり「ノーマルなスピードの長い英語音声を用いた発音とリスニングの練習」をやっているわけです。本当は会話などが良いようですが、いまいち良い教材を見つけられなかったのでマーク・トウェインの『トム・ソーヤーの冒険』の朗読を教材に選択してみました。この音源もタダで手に入ります
 音声ファイルはひとつのファイルに複数の章が入ったものとなっています。kれも「英語聴き取りプレーヤー」で1章ごとに区切って、章ごとに繰り返して聞いていっています。さすがに長いので1日に10回も聞けません。全35章をいつまでにすべて聴き取りきることができるかわかりませんが、気長に続けたいと思いました。
The Adventures of Tom Sawyer (Penguin Popular Classics)
Mark Twain
Penguin Classics
売り上げランキング: 25445

2011年3月16日水曜日

英語について 5

 ブックオフで投げ売られてた英語教材を適当に読むシリーズ第一弾。昨年海外旅行に初めて行ってみたら「なにこれ! 楽しい!」と思って「またどっかのタイミングでいきたいなあ」と考えているのだが海外旅行に使える英語なんか全然しらない私にぴったりそうな一冊だったため読む。昨年から私がしてきた英語の訓練は、単語の暗記と発音とリスニングの三本柱に、英文を読むのを加えた感じなのだけれど、そこには「英会話」が入っていない。これはまず英語で会話するチャンスがないからだ。本書のコンセプトはそうした英語を勉強してるけど、英語で会話をするチャンスがない人間は、つぶやき(ひとり言)で会話する能力を身に付けよ! というものとなっていて、これもちょうど良かった。初版は1990年。Twitterに始まったつぶやき時代を先駆ける教材だ。

 そもそも英会話系の教材に手を出すのが初めてだったのだが、単語の暗記や辞書で調べただけではよくわからない言葉のニュアンスや、言葉の使い方が分かって読んでみたら面白かった。海外のクラブでの振舞いや、税関でいかがわしい本を見つけられたときのひとり言まで収録。これは果たして役に立つかどうかわからないが好きなポイントだ。例文が載っている部分の構成は「つぶやき」+「解説」となっている。解説で言葉のニュアンスなどが説明されるのだけれども、それと同時に「別な言い方をするなら……」とか「会話で使うなら……」とかバリエーションも紹介されているのも良いと思った。